選挙のたびに「自分の住所はどの選挙区なんだろう」と、ふと迷いませんか。国立市の場合、衆議院・都議会・市議会の三種類で区分がまったく異なるので、調べ始めてから混乱しやすいんですよね。
国立市在住のエリア担当ライター、たいがです。『くにたちクリップ』で地域の生活情報を扱っています。選挙が近づくと住所と区域の関係を確認したくなるので、今回は種類ごとの違いをひとつずつ整理しています。
衆議院の小選挙区と比例、都議会の選挙区、市議会の仕組み、転居後に気をつけたいこと、公式の確認先まで順番に見ていきます。
選挙区と投票所はそもそも別のもの
混同しやすいのが、「選挙区」と「投票所」の違い。選挙区は「誰に投票できるか」を決める区域のことで、投票所は「どこへ投票しに行くか」という場所のことです。
住所が変わると選挙区も変わることがありますが、投票所はさらに細かく「投票区」という単位で決まっています。引っ越し後に選挙区は同じでも、投票所が変わることはよくあります。
衆議院と地方選挙で区分がまったく違う理由
衆議院、都議会、市議会は、それぞれ別の法律と別のルールで選挙区を決めています。「国立市の選挙区」と一口に言っても、どの選挙の話かで答えが変わる仕組み。
わたしも最初は「同じ住所なのになぜ違うのか」と思いましたが、管轄する議会の単位が国・都・市とそれぞれ異なるため、区域の引き方も当然変わってきます。選挙の種類から確認するほうが、住所との照合が楽です。
国立市の衆議院選挙区は東京19区
衆議院の小選挙区では、国立市は東京19区に属しています。立川市・昭島市・国分寺市・国立市をおおむねカバーする区域です。東京都選挙管理委員会の公式サイトでも確認できます。
2022年の区割り変更では東京都内の多くの区市で区域が見直されましたが、国立市は変更の対象外で、引き続き東京19区となっています。ただし、制度変更の可能性はつねにあるため、選挙前には公式情報を一度確認しておくと安心です。
小選挙区と比例代表は同じ選挙で別の投票
衆議院選挙では、投票用紙が二枚配られます。一枚は小選挙区(候補者名を書く)、もう一枚は比例代表(政党名を書く)。この二枚は同じ日に同じ投票所で投票するものの、仕組みが別物です。
比例代表は「東京ブロック」という広域の区域で集計されます。小選挙区が東京19区であっても、比例代表は東京19区という単位では動かない仕組み。ここを混同しやすいので、二枚の用紙を受け取ったときに思い出すと書きやすいです。

小選挙区は候補者名、比例は政党名と覚えておくと迷いにくいですよ
都議会選挙では「北多摩第二」が国立市の選挙区
東京都議会議員選挙では、国立市は北多摩第二選挙区に属しています。国分寺市と国立市が一緒になった区域で、定数は2人。東京都選管の公式ページに一覧表があります。
衆議院の「東京19区」と都議会の「北多摩第二」は、含まれる市が部分的に重なっているので、どちらの話をしているかが分からないと検索結果が混ざりやすい。ニュースや候補者情報を調べるときは、見出しの「区」「ブロック」「選挙区」がどの選挙のものか、先に確かめると動きやすいです。
市議会選挙で混同しやすい選挙区の仕組み
国立市議会選挙では、市全体がひとつの選挙区になっています。定数は21人で、市内どこに住んでいても同じ候補者に投票できる大選挙区制という仕組み。
衆議院や都議会とは違い、住所によって投票できる候補者が変わらないのが市議会選挙の特徴です。「自分の地域から出ている候補者に入れたい」という場合も、市内全域の候補者の中から選ぶことになります。
三つの選挙区の違いを一覧で見ると分かりやすい
衆議院・都議会・市議会、それぞれの区分をまとめると次のようになります。選挙の種類を確認するときの手がかりにしてください。
| 選挙の種類 | 国立市の選挙区 | 一緒になる自治体 |
|---|---|---|
| 衆議院(小選挙区) | 東京19区 | 立川市・昭島市・国分寺市など |
| 東京都議会 | 北多摩第二 | 国分寺市 |
| 国立市議会 | 市全域で1区 | なし(市内一選挙区) |
住所から自分の選挙区を確認する流れ
自分の住所がどの選挙区に入るか確認したいときは、次の流れが動きやすいです。
衆議院・都議会・市議会のどれを調べたいか、最初に絞ります。
国立市公式サイト内の選管ページに、投票所や区域の情報があります。
選挙前に届くはがきに投票所と区域が記載されています。
転居後に確認しておきたいこと
国立市内で転居した場合も、市外から転入した場合も、選挙人名簿への登録タイミングに注意が必要です。転入届から一定期間が経たないと、前住所地の選挙区で投票することになる場合があります。
転居後の最初の選挙は特に確認が必要。投票通知はがきの住所と投票所が現住所と合っているかを、受け取った時点で一度見ておくと当日の混乱がありません。
区割り変更のニュースが出たときの見方
衆議院の区割り変更は数年おきに見直されることがあります。ニュースで「東京〇区が変わる」と見かけたとき、国立市が関係する変更かどうかを確認するには、「東京19区」の変更かどうかを先に見ます。
都内の変更が大きく報じられても、国立市の属する区域が対象外のこともあります。変更の詳細は東京都選管や総務省の公式資料で確認するのが確実です。
よくある勘違いと気をつけたい見方
選挙区に関して混乱しやすい点をまとめます。
- 「東京19区」は衆議院だけの呼び方
-
都議会や市議会には「東京19区」という区域はありません。
- 比例代表に「小選挙区名」はない
-
比例代表は「東京ブロック」単位で、小選挙区番号とは別の区域。
- 市議会に「選挙区の違い」はない
-
国立市議会は市全体で一つの区。住所によって投票先の候補者は変わりません。
公式の確認先はここを見ておくと動きやすい
選挙区や投票所の情報は、時期や制度変更で変わることがあります。最終確認は必ず公式情報で行うのが基本です。
- 国立市選挙管理委員会(市公式サイト内)
- 東京都選挙管理委員会の選挙区一覧ページ
- 選挙前に届く投票所入場整理券(はがき)
- 総務省「衆議院小選挙区一覧」(区割り確認)
迷ったときにわたしが最初にすること
選挙区の確認って、選挙が近づかないとなかなか調べないですよね。わたし自身も、最初に候補者名の一覧を見て「あれ、どれが自分の区の人だっけ」と止まったことがあります。その後は「選挙の種類を先に見る」を習慣にしています。
週末に時間があれば、今住んでいる住所で国立市選管のページを一度開いてみるだけで十分です。投票通知のはがきが届いたタイミングで確認するのも、動きやすいタイミングだと感じています。
投票日の朝に「どこに行けばいいか分からない」とならないだけで、当日がずいぶん楽になります。今日のうちに確認先だけメモしておくところから始めてみてくださいね。













